「この化粧品、このまま使い続けて大丈夫なんだろうか…」妊活を始めてから、いつものスキンケアの前でふと手が止まったことはありませんか。
調べてみても、出てくるのは「妊娠中に避けたい成分」の話ばかり。私が知りたいのは、まだ妊娠していない、でもいつ妊娠するか分からない「妊活中の今」どうすればいいか、なのに。
そこで私は、自分で線引きをすることにしました。判断の軸にしたのは成分表です。石鹸工場で10年間、原料を計量・調合してきた経験と、理学療法士として体の仕組みを学んできた視点。そして何より、いま不妊治療を続けている当事者として。
この記事では、私がやめたもの・続けているもの・迷ったときの判断軸を正直にお話しします。自分なりの基準を持てると、不安に飲み込まれずにスキンケアと向き合えるようになりますよ。

妊活中に感じる不安の1つに、これは摂取して大丈夫なのかな。とか、小さなことにも気を使ってしまうこと、ない?検索魔になって疲れてしまう前に、この記事を読むことで少しでも不安解消出来たら嬉しいな!
※本記事は個人の体験・感想です。妊活中・妊娠中の化粧品の使用については、必ず医師・薬剤師にご相談ください。
なぜ「妊娠中」ではなく「妊活中」で悩むのか
検索して感じたのは、世の中の情報の多くが「妊娠が分かってから」を前提にしていることでした。でも妊活中の私たちが不安なのは、まさにその手前の期間です。
妊娠が分かるのは、思っているより後
一般に、妊娠に気づくのは早くても妊娠4〜5週ごろといわれています。生理予定日を過ぎて、検査薬を使って、ようやく分かる。つまり、妊活中というのは、「すでに妊娠しているかもしれない期間」を毎月含んでいるということです。
仕事柄、体の変化がいつどのように起きるかを考える場面が多いのですが、この「気づくまでのタイムラグ」は妊活中のスキンケアを考える上で大事な視点だと感じています。妊娠が確定してから切り替えるのでは、少し遅いかもしれない。だからこそ私は、妊活を始めた時点で見直すことにしました。
もちろん、何をどこまで気にするかは人それぞれですし、判断に迷うものは自己判断せず医師に相談するのが一番です。ここから先は、あくまで「私はこうした」という一例として読んでください。
私がやめたもの:レチノール
いちばん悩んだのが、レチノールでした。
慣らすのに時間をかけた成分だった
レチノールはビタミンA誘導体で、エイジングケアの文脈でよく登場する成分です。私も30代半ばから取り入れていました。
ただ、使い始めは大変でした。「A反応」と呼ばれる一時的な赤みや乾燥、皮むけが起きて、正直「私には合わないのかも」と思ったほどです。そこから低濃度のものを週1〜2回だけ、と決めて少しずつ慣らしていきました。焦らず、少量から、週数回。そうしてやっと、私の肌に定着した成分でした。
それでも、手放すことにした
妊活を始めて、私はそのレチノールを使うのをやめました。
妊娠中のレチノール(ビタミンA誘導体)の使用については慎重な意見が多く、化粧品に含まれる濃度は医薬品より低いことが多いとはいえ、心配なら避けるという判断をする方が少なくありません。私も担当医に相談したうえで、「気になるくらいなら、今は使わない」と決めました。
正直、あれだけ時間をかけて慣らした成分を手放すのは、ちょっとした喪失感がありました。でも今は「一生使えないわけじゃない、今はお休み」と思うようにしています。
妊娠中・妊活中の方へ:レチノール含有製品の使用については、必ず担当医・薬剤師にご相談ください。自己判断せず、いま通っている医療機関で確認するのがいちばん確実です。
やめた私が、いま選んでいるもの
では、レチノールの代わりに何を使っているのか。私が成分表で確認しているものを3つ紹介します。
(※いずれも「妊活中に安全」と断定するものではありません。私が担当医に相談したうえで、自分の判断で選んでいるものです。)
① ナイアシンアミド
ビタミンB3の一種で、多くのスキンケア製品に配合されている成分です。私は30代に入って「なんとなく肌の透明感が落ちた気がする」と感じ始めた頃から、成分表でチェックするようになりました。
レチノールをお休みしている今、エイジングを意識したケアの中心はこの成分になっています。
② ビタミンC誘導体(種類まで見ています)
ビタミンCはそのままでは不安定なため、スキンケアには「誘導体」として配合されていることがほとんどです。ここは種類によって使用感がかなり違うので、私は名前まで確認するようにしています。
| 誘導体名 | 私が感じた印象 |
|---|---|
| アスコルビルグルコシド | 刺激を感じにくく、私が最初に試した種類 |
| 3-O-エチルアスコルビン酸 | 浸透感がある印象。人によっては刺激を感じることも |
| パルミチン酸アスコルビル | 穏やかな使い心地の印象 |
私は肌が薄くて刺激に弱いタイプなので、「アスコルビルグルコシド」から試し始めました。妊活中は肌が揺らぎやすいと感じているので、新しいものを試すときは必ずパッチテストをしてからにしています。
③ セラミド・保湿の土台
攻めのケアを一つ手放したぶん、守りのケアは手厚くしています。特に意識しているのがセラミド。成分表に「セラミド1」「セラミドNP」などヒト型セラミドの表記があるかを確認しています。
保湿成分で選ぶ考え方は、こちらの記事に詳しく書いています。 👉 「なんとなく乾燥する」が続く30代へ|私がスキンケアを見直して気づいたこと
迷ったときの、私の判断軸
成分名を覚えるより、読み方の軸を持つほうが圧倒的に楽です。私が実践している3つを紹介します。
① 成分表は「配合量が多い順」に書かれている だから上から5番目くらいまでを見れば、その製品の主役が分かります。パッケージに大きく書かれた成分が、成分表の最後の方にあることも珍しくありません。
② 気になる成分は「入っているか」より「どこにあるか」 微量なら後ろの方に書かれています。位置を見れば、その成分がどのくらいの存在感なのかの目安になります。
③ 分からないものは、調べるより聞く これがいちばん大事だと思っています。ネットの情報は玉石混交ですし、妊活中の体の状態は人によって違います。心配な成分があるなら、いま通っている医療機関で聞くのが最短で確実です。私も実際にそうしました。
妊活中の肌は、揺らぎやすいと感じている

最後に、当事者としての実感を少しだけお伝えするね。
妊活を始めてから、肌の調子が読みにくくなったと感じています。ホルモンの変化もあるでしょうし、通院のスケジュール、結果を待つ時間の緊張感、生活リズムの乱れ。肌だけの問題ではないな、と思うことが増えました。
だから今は、あれこれ足すよりシンプルにを心がけています。落として、守って、必要なものだけ足す。妊活中は「頑張るケア」より「肌を不安定にさせないケア」のほうが、私には合っていました。
まとめ:妊活中は、我慢の期間じゃない
妊活中のスキンケアは、「あれもダメ、これもダメ」と制限ばかりに感じてしまいがちです。でも私は、やめる期間ではなく、選び方を変える期間だと思うようになりました。
- 妊活中は「すでに妊娠しているかもしれない期間」を含む。だから妊娠が分かってからでは遅いこともある
- 私はレチノールをお休みし、ナイアシンアミド・ビタミンC誘導体・セラミドを軸に組み直した
- 成分表は「多い順」。読み方の軸を持つと、判断がラクになる
- 迷ったら自己判断せず、担当医に相談する
自分なりの基準ができると、スキンケアの時間がまた少し楽しくなります。妊活という不確かなことの多い時期に、自分で決められることがあるのは、思っていたよりずっと心強いことでした。
肌の色みが気になり始めた頃に見直したことは、こちらにまとめています。 👉 くすみが気になり始めた30代へ|元の肌色を思い出すために私が見直した3つのこと
※本記事は個人の体験・感想をもとにした情報提供が目的です。 ※効果・効能・感じ方には個人差があります。 ※医療行為・診断・治療を目的とするものではありません。 ※妊活中・妊娠中・授乳中の化粧品の使用については、必ず担当医・薬剤師にご相談ください。 ※新しい製品を試す際はパッチテストを行い、肌に異常を感じた場合は使用を中止して皮膚科医にご相談ください。
体のトリセツ — Life Glow 運営者


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