
新しい化粧水を買って何日か使ったけど、なんか合わないなぁ
この間も買って試したばかりなのに、また別の探さなきゃ
あ~あ、中途半端に残ったボトルが何本も洗面所に…
私はこれを、20代後半からずっと繰り返していました。
もともと肌が薄くて刺激に弱いタイプで、合わないものを使うとヒリヒリしたり、吹き出物が出たり。「今度こそ」と思って買っても、また同じことになる。いわゆる化粧水難民です。
途中からは、成分表の裏面を見る習慣もつきました。かつての仕事柄、そういう見方には慣れていたはずなのに、それでも化粧水の失敗は止まりませんでした。
止まったのは、いいものを見つけたからでも、成分に詳しくなったからでもありません。試し方を3つ変えたからでした。
この記事では、理学療法士として働きながら、敏感肌で長く迷子だった私が、買い物で失敗しなくなるまでに変えたことを正直にお話しします。読み終わる頃には、次の1本の選び方ではなく「次の1本との付き合い方」が決まっているはずです。
成分表を見られるようになっても、私はまだ失敗していた
先に、少しだけ遠回りの話をさせてください。
クレンジングについては、あるときから失敗がぐっと減りました。きっかけは、成分表の最初の数行を見るようになったことです。何がどれくらい入っているのかが分かると、「これは自分には強すぎるかも」と買う前に見当がつくようになったんです。
その話は別の記事に詳しく書きました。
ところが不思議なもので、化粧水では同じようにいきませんでした。
裏面を見て、なんとなく良さそうだと思って買う。それでもヒリヒリすることがある。逆に、あまり期待していなかったものが妙に肌に合ったりもする。当時の私は「見方が甘いのかな」と思って、もっと詳しくなろうとしていました。
でも、問題はそこではなかったんです。
30代に入って、「効かなくなった」と感じ始めた
しかも30代に入ってから、別の変化も出てきました。
ずっと同じものを使っているのに、夕方の肌の感じが以前と違う。メイクをしたときのなじみ方が変わってくる。「あれ、効かなくなった?」という感覚です。
肌のうるおいを保つ力やターンオーバーの周期は、年齢とともに変わってくるといわれています。頭では分かっていても、そう感じたときの私がしたことは、やっぱり「もっといいものを探す」でした。
そうやってまた、迷子に戻っていったんです。
なぜ「選び方」だけでは、失敗が止まらないのか
いま振り返ると、理由ははっきりしています。
成分表は「何が入っているか」は教えてくれますが、「私の肌に合うか」までは教えてくれない。
私は以前、石鹸や洗浄剤をつくる工場で10年ほど、原料の計量や調合をしていました。そこで身にしみたのは、同じ原料を使っていても、組み合わせや配合量が変われば仕上がりはまったく別物になるということです。
だから表示を見れば方向性は分かる。けれど、それが自分の肌の上でどうなるかは、書いてある文字からは読み切れない。ましてバリア機能が下がりやすい敏感肌だと、誰かに合ったものが自分にも合うとは限りません(もちろん、これには大きな個人差があります)。
つまり、最後は自分の肌で試してみるしかない。
それなら、必要なのは「もっと上手な選び方」ではなく、「もっとまともな試し方」だったんです。私はそこを、何年も間違えていました。
私が変えた、3つの試し方
ここからが本題です。実際に私がやり方を変えたのは、この3つでした。
① 一度に変えるのは、1つだけ
以前の私は、心機一転すると化粧水も美容液もクリームも一緒に新調していました。
これをやると、肌の調子が悪くなったときに何が原因なのか永遠に分かりません。逆に調子が良くても、どれのおかげか分からない。結局その中に「合わないもの」が混ざったまま、次のシーズンにまた全部入れ替える。これを何度も繰り返していました。
いまは、変えるのは1つだけです。他はそのまま動かしません。地味ですが、これがいちばん効きました。
② 2週間から1ヶ月は、動かさない
もうひとつの失敗は、判断が早すぎたことです。
2〜3日使って「なんとなくピンとこない」とやめてしまう。それではただ、新しいものを試し続けているだけでした。肌の変化を感じられるようになるまでには、ある程度の時間が必要だといわれています。
だから今は、最低でも2週間、できれば1ヶ月は同じもので様子を見ると決めています。ここを決めておくと、途中で新作の広告を見ても心が揺れなくなるというメリットもありました。
※ただし、明らかなヒリつきや赤み、かゆみが出たときは別です。その場合はすぐに使用をやめて、症状が続くようなら皮膚科に相談してください。「1ヶ月続ける」は、あくまで不調がないときの話です。
③ 本品を買う前に、試す
そして3つ目。いきなり本品を買わない、です。
敏感肌にとって、試すこと自体がリスクでもあります。合わなければヒリヒリしたり吹き出物が出たりして、しかも数千円が無駄になる。そのダメージが積もると、だんだん新しいものを試すのが怖くなっていきます。
だから今は、サンプルやトライアルセットが用意されているかどうかを、けっこう重視しています。少量から試せるなら、合わなかったときの損失が小さい。「試せる」ということ自体が、失敗を減らす条件のひとつだったと、今は思っています。
「続けられるか」も、実は試し方の一部でした
ここで、お金の話も少しだけ。
「スキンケアが高くて続かない」これ、私もずっとそうでした。頑張って良さそうなものを買って、でも次の1本が買えなくて、結局また別のものに戻る。

奮発して買ったから、もったいなくてチビチビ使った経験ある人も多いんじゃない?
でも①〜③をやろうとすると、あることに気づきます。1ヶ月ちゃんと使い切れないと、そもそも試したことにならないんです。
背伸びして買ったものは、もったいなくて少しずつ使ってしまう。切らしても補充できずに間が空く。それでは肌がどう応えたのか判断できません。
つまり、続けられる価格かどうかは、ケチかどうかの話ではなく、ちゃんと検証できるかどうかの話でした。
高いものを数ヶ月で切らすより、無理のない価格のものを何年か続けるほうが、少なくとも私の肌には合っていたようです。
この試し方で、私の場合はこうなりました
実際にどうなったか、自分の例も書いておきます。
33歳の頃、そろそろ年齢に合わせたケアを始めようと思ったタイミングで、私はオルビスユーに落ち着きました。そこから約5年、ずっと使い続けています。20代後半から続いた化粧水難民が、ようやく終わった瞬間でした。
3つの試し方に当てはめると、こうなります。
- 化粧水だけを変えて、他はそのままにした(①)
- すぐに結論を出さず、しばらく使い続けた(②)
- 少量から試して、そのうえで決めた(③)
- そして、続けられる価格だった
5年続いたのは、すごいものを見つけたからではなく、ちゃんと試してから選べたからだと思っています。
保湿や乾燥そのものについては、こちらにも書いています。
肌が変わったら、また同じように試せばいい
そして今年、38歳になった私は、次の段階に移ることにしました。
5年使ってきたラインから、オルビスユー ドットへの乗り換えです。30代後半に入って、肌に感じることが「うるおい」だけではなくなってきたからでした。
このとき自分でも面白いなと思ったのは、やったことが5年前とまったく同じだったことです。
公式通販の注文特典でサンプルを選べたので、まずそれで試してみて、使用感を確かめてから決めました。③がそのまま効いた形です。
試し方さえ持っていれば、肌が変わっても迷子には戻らない。 これが、私がこの5年でいちばん実感していることかもしれません。
ひとつだけ、正直に書いておきます。私がドットの存在をちゃんと知ったのは35歳の頃でした。もっと早く知っていたら、予防という発想で取り入れる選択肢もあったのかなと、今になって思います。だからこそ、同じように迷っている方には「こういう選択肢もありますよ」と伝えたくなるんです。
乗り換えの詳しい話は、こちらに書きました。
いま迷子の人へ、今日からできる小さな一歩
もし今、洗面所に使っていないボトルが並んでいるなら、まずこれをやってみてください。
全部並べて、「なぜ合わなかったか」を一言ずつ書き出す。
ヒリヒリした、重かった、朝までもたなかった、単純に匂いが苦手だった。理由は何でも構いません。書き出してみると、自分がどういうものでつまずきやすいのかが、ぼんやり見えてきます。私の場合は「刺激」と「重さ」でした。
そのうえで、次の1本は「試せるもの」から選ぶ。変えるのは1つだけ。2週間から1ヶ月は動かさない。
それだけで、きっと今までとは違う結果になりますよ。
なお妊活中の方は、時期によって気をつけたい成分もあるので、こちらもよければ。
まとめ
長いあいだスキンケア迷子だった私の場合、原因は、いい商品を知らなかったことでも、成分に詳しくなかったことでもありませんでした。
足りなかったのは、試し方でした。
- 一度に変えるのは1つだけ
- 2週間から1ヶ月は動かさない(ただし刺激が出たらすぐ中止)
- 本品の前に、試せるものから試す
- そして、続けられる価格を選ぶ
このやり方が身につくと、新作の広告を見ても焦らなくなります。人にすすめられても、いったん自分の肌に聞けるようになります。そして何より、年齢とともに肌が変わっても、また自分で選び直せるようになります。
買っては失敗、を終わらせたい方の参考になればうれしいです。
※本記事は個人の体験・感想をもとにした情報提供が目的です。 ※効果・効能には個人差があります。 ※医療行為・診断・治療を目的とするものではありません。 ※体調不良・持病のある方、妊娠中・治療中の方は 必ず医師・薬剤師にご相談ください。
体のトリセツ — Life Glow 運営者


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